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◎角膜の働き
俗に黒眼と言われ、外界の像(光線)を通過、屈折し、網膜上に焦点を結び、はっきり見えるようにする組織です。透明で適度のカーブを持ち、眼の屈折の2/3をうけもっています。
◎ 円錐角膜とは?
この『角膜』のカーブが、円錐状に徐々に前方に突出してくる病気(下図)です。多くは両眼性です。

眼の構造 左:正常 右:円錐角膜

角膜形状解析図 左:正常 右:円錐角膜
角膜のカーブがきつい所は暖色系、ゆるい所は寒色系で表示され、正常者は中間の緑色で全面ほぼ同じ色です。
* 原因・・まだはっきり分かっていませんが、最近遺伝学の点からも研究が進められています。
* 発病と進行・・一般には思春期に発病し、進行を続ける場合と途中で進行が止まる場合があります。
* 発症頻度・・男性8,000人に1人。女性20,000人に1人。(例外もあります)
◎進行形式
軽い近視が発生する(眼鏡で矯正可能)→やがて進行し、乱視も高度となり、眼鏡で矯正しきれなくなる→角膜中央部が薄くなり混濁する→遂には中央部がせんこう穿孔する(でもこうなる前に停止することも多いですが、もし穿孔したらすぐ失明するわけではありません、治療法があります)
◎円錐角膜の治療(病気の進行に従って次のように変わります)
1.眼鏡・・・初期の場合です。やがて眼鏡では充分な矯正視力が得られなくなります。
2.ハードコンタクトレンズCL・・・歪んだ角膜の上に正規のカーブのハードCLを乗せることにより、光学的に角膜の歪みが消失し、良好な矯正視力を得られますが、やがて突出部にハードCLが擦れて角膜に傷ができ、痛みを生じたりします。(角膜が歪んでいる所に、ソフトCLを装用してもレンズが柔らかいので、一緒に歪んでしまい良い視力がでません)
3.ピギーバック方式(ソフトCL+ハードCLと2枚重ねをする方式)(右図)・・・角膜の上をソフトCLでカバーし、その上にハードCLを乗せます。痛みはなくなりますが矯正視力が不十分であることと、脱れやすくなる欠点があります。
4.角膜熱形成術(専門の病院に紹介します)
5.全層角膜移植(専門の病院に紹介します)
* 本院でも円錐角膜用のハードコンタクトレンズを取り扱っております。
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